出展企業セミナー

衛星通信システムの複雑化により高品質の回路モデルが必要とされます。特にアンプ はモデリングが最も難しい回路の1つであり、アンテナ設計者はアンテナをシステムに接続する際、理論的なビームステアリングが変更される問題に直面します。
これらの課題に対して、ハーモニックバランスシミュレータデータを使用し、トランジスタレベルの回路に基づきPAの動作を予測し正確なモデリングを実現します。更に、シミュレーションによりアンテナ放射パターンを更新し、システム障害とパフォーマンスの分析が可能です。
本講演ではPAの動作を予測するための方法をアクティブ アンテナ アレイ設計のケースを用いて説明致します。

現在の電子機器の設計は、単体ではなく周辺の干渉も含めたものが求められています。例えばIoT機器のアンテナではプリント板や筐体、人体を含めた放射特性が求められ、EMC問題ではプリント板、筐体、ケーブル、フェライトなどを結合させた解析が必要になります。
S-NAP / Wireless / PCBで用いている3次元モーメント法電磁界ソルバは、境界積分方程式に基づく解析手法で、複雑な問題の解析に対して多くの特長を持っています。
本セミナーでは、3次元モーメント法の原理と特長をご紹介し、ワイヤレス関係として周辺環境を含めた小型アンテナ解析やワイヤレス電力伝送、レクティナアンテナの解析事例を、またEMC関係として大規模3次元EMC問題の解析例をご紹介します。

本セミナーでは、ミリ波帯アンテナ計測において課題となっているアンテナパターン計測時間の短縮化についてフォーカスします。
その中でもミリ波帯アンテナ計測の短縮化手法としてcm波帯ではすでに多くの測定にて使用され高速化手段として有効と判断されているマルチプローブ計測手法がmm波帯においてもいかに有効な手段であるか説明を行います。
有用性については既存方式と比較、及びマルチプローブ計測法について説明を行い、ミリ波帯においてマルチプローブ計測法がアンテナ計測時間の短縮に寄与するか示します。

無線用の基板同士の接続は、ケーブル接続から小型で低損失、かつコスト削減のために基板間接続がより一般的になってきています。5G / 6Gでは、アンテナポートの数が増加し、8ポートや16ポートなどの多極化が進んでいます。
Molexは、これらに対応する新しい構造の基板間接続多極コネクタを開発しました。さらに、ミリ波用の多極アンテナも新たにご紹介いたします。

次世代通信Beyond 5G/6Gで利用が想定されているミリ波、テラヘルツ波を制御する技術として、メタマテリアル技術が脚光を浴びています。メタマテリアルによる負の屈折率、周波数選択、偏光制御などの特異な材料機能の設計においてシミュレーションの活用は不可欠と言えます。
本セミナーでは、CST Studio Suiteが提供する豊富な解析機能を活用したメタマテリアルの基本特性設計の方法と、メタマテリアル技術のシミュレーション事例をご紹介いたします。

5G / 6G / 自動車レーダー / 高速デジタル通信のような20GHzを超える伝送において、誘電損以上に導電損が問題となっています。使用する周波数での誘電損失の正確な測定はもちろん、導電率も正確に測定することが求められています。〜170GHzという超高周波で「正確で」「簡単な」画期的測定ソリューションを「測定例」を交えながら紹介します。

講演：(株)エスマークス コーポレーション 高周波技術CTO 博士 (工学) 斉藤成一
電子・通信機器のコンパクト化に応え、基板を2枚3枚と垂直3Dにコネクタ不要でワンタッチに積み重ねる革新的なプラットフォーム方式を提案します。ワンタッチに積み重ねるために、高周波特性の良好なSMARXコンタクトを使ってグラウンドや信号を接続する方式です。この方式を検討・設計を進める際、高周波技術を基本としたノイズ対策そして高周波信号伝送設計がポイントとなります。
本講演では、ノイズ誘起のメカニズム、高周波で発生する基板の共振とその対策、コンタクト部分で発生する反射などについて解説します。

人体解析に効率的な3次元電磁界シミュレーターとしてWIPL-D Pro / Pro CADをご提案いたします。
マイクロ波による人体スキャンは非電離放射の優れた安全性により医学研究分野で大きな注目を集めてきました。電磁界シミュレーターはマイクロ波医療機器の研究、設計、検証に不可欠なツールです。
当セミナーでは脳梗塞・脳血栓・脳内出血が有る/無い人体頭部モデルのSパラメータ、ニアフィールド解析を通じてWIPL-D Pro / Pro CADの解析精度と使いやすさを示します。また、TSVD法を用いてこれらの解析結果を後処理し、脳梗塞・脳血栓・脳内出血の位置と大きさを検出できることも示します。