メモリアル企画

東北大学名誉教授 / 東北工業大学名誉教授米山務先生に於かれましては、2023年1月22日に87歳の天寿を全うされました。
先生は学生時代から「ランダム媒質中のミリ波伝搬」「ミリ波ビーム導波路」「ミリ波/光波相互作用」「NRDガイド」など一貫してミリ波電磁波の研究に従事されました。5Gに代表される超高速・低遅延・超多元接続通信方式が実現しつつある現在にあって、先生の先見性は高く評価されます。
また先生は学会活動でもリーダーシップをとり、電子情報通信学会マイクロ波研究専門委員会委員長やIEEE MTT Society Japan Chapter Chairなど歴任、1990年に実行委員長として日本初開催、さらに4年ごとに日本へ誘致することに成功したアジア太平洋マイクロ波国際会議 (APMC) は、今やIEEE International Microwave Symposium、European Microwave Conferenceと並び、世界3大マイクロ波国際会議の一角を担っております。

本セッションでは各時代の門下生が集い、米山務先生の人となりやご業績を振り返りながら、NRDガイドに代表される日本発の発明がどのように生まれ発展していったか、また先生が情熱を傾注された MWE / APMC が将来いかに発展してゆくべきかなどを展望します。

「In Memory of Professor Tsukasa Yoneyama — ミリ波技術の先駆者 —」

■ メモリアルセッション

■ メモリアルポスター展示