Microwave Workshop & Exhibition: Nov.30 - Dec.2, 2016, Pacifico Yokohama,JAPAN
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ワークショップ プログラム

12月01日 (木)


H [ 初学者目線から本格的基礎理論まで ]

TH1A  基礎講座

12月01日 (木)  09:00-11:00   Room 1 (アネックスホール F201+F202)
ワイドバンドギャップデバイスの基礎
Fundamentals of Wide-Bandgap Devices
オーガナイザ / 座長 : 伊藤 康之 (湘南工科大学)

ワイドバンドギャップデバイスの中でも高速・高周波特性が優れたGaN材料について、まず窒化物半導体の結晶構造や分極特性など基礎物性を紹介する。 その後、結晶成長技術、電子デバイスへの応用についてマイクロ波技術者にもわかるように解説する。

キーワード : 窒化ガリウム、自発圧電分極、HEMT
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  ワイドバンドギャップ半導体デバイスの基礎
Basics of Wide Bandgap Semiconductor Devices
上田 大助 (京都工繊大)

G [ シミュレーション関連セッション ]

TH1B  基礎講座

12月01日 (木)  14:00-16:00   Room 1 (アネックスホール F201+F202)
電磁界シミュレーション入門
Introduction to Electromagnetic Simulations
オーガナイザ : 柴田 随道 (東京都市大)、平野 拓一 (東工大)   座長 : 柴田 随道 (東京都市大)

電磁界シミュレータは高周波回路設計を効率的に進める上で不可欠なツールとなっている。しかしながら、目的に沿ったシミュレーションを適切に実行して、その結果を正しく解釈するには経験を要し、初心者には容易ではない。今年のこのセッションでは、産業界で日頃から電磁界シミュレータを取り扱っているお二人の講師を招き、新たに電磁界シミュレーションを活用しようとする技術者、これからマイクロ波回路の設計に携わろうという技術者を主な対象とした講演を企画する。
最初の講演では、最近の電磁界シミュレーションでどのような事ができ、どのように役立っているのかを具体例を挙げて紹介していただく。続く講演で、解析モデルの作成や結果の解釈に必要な高周波回路の理解を4つのステップに分けて概念的に説明する。

キーワード : 電磁界シミュレーション、シミュレータの使い方、マイクロ波回路、電磁環境適合性
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1 電磁界シミュレーションの車載用マルチメディア機器EMSノイズ解析への活用
Electro-Magnetic Compatibility Simulation of Automotive Multimedia Systems
上田 千寿 (エーイーティー)
2 ゼロからはじめる電磁界シミュレーション -高周波回路の動作を理解する4つのステップ-
The Beginner's Electromagnetic Simulations -Four Steps for Understanding the Behavior of High-Frequency Circuits-
石飛 徳昌 (ソネット技研)

F [ 計測技術セッション ]

TH2A  基礎講座

12月01日 (木)  09:00-11:00   Room 2 (アネックスホール F203)
マニュアルにない計測技術 -高周波計測におけるノウハウとエチケット-
Measurement Technology That Has Not Been Described in the Manuals
-Know-How and Etiquette in High-Frequency Measurements-
オーガナイザ / 座長 : 堀部 雅弘 (AIST)

近年、ミリ波帯の回路・デバイス特性の評価ニーズが高まっている。それらの測定にはベクトルネットワークアナライザが用いられており、その測定原理は、従来と何ら変わりがない。一方で、測定周波数が高くなることで、同軸コネクタの品質や測定セットアップの違いが測定精度へ影響を及ぼすこととなる。
本ワークショップでは同軸コネクタの種類、メンテナンスに加え、測定システム構成、測定方法などの測定精度の向上に不可欠な知識や技術情報を紹介する。

キーワード : RF同軸コネクタ、ベクトルネットワークアナライザ、導波管、マイクロ波・ミリ波・テラヘルツ、オンウェハ測定
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1 RF同軸コネクタ総論
Introduction of Coaxial Connectors
戸高 嘉彦 (キーサイト・テクノロジー)
2 高精度高周波Sパラメータ計測のノウハウ -同軸、導波管、オンウェハ測定-
Technical Know-How of Precision S-Parameter Measurements -Coaxial, Waveguide and On-Wafer Measurements-
堀部 雅弘 (AIST)

F [ 計測技術セッション ]

TH2B  ワークショップ

12月01日 (木)  14:00-16:00   Room 2 (アネックスホール F203)
測定システムから議論する誘電体計測 -測定精度の正しい理解-
Dielectric Permittivity Measurements with System Level Consideration
-Correct Comprehension of Measurement Accuracy-
オーガナイザ / 座長 : 堀部 雅弘 (AIST)

近年、測定結果の信頼性への関心も高まっており、ミリ波帯の高精度な誘電率測定のニーズが高まっている。それらの測定には、伝送法や共振法が用いられ、測定器にはベクトルネットワークアナライザが用いられており、その測定手法は従来と何ら変わりがない。しかし、測定システムとしての検討の不足や、測定精度の評価がされておらず、ミリ波帯での評価の課題となっている。
本ワークショップでは、材料評価を想定したベクトルネットワークアナライザの測定ノウハウと、誘電率測定結果の不確かさ解析方法について紹介する。

キーワード : 電率計測、ベクトルネットワークアナライザ、測定システム、不確かさ(精度)、反射伝送法、共振法
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1 誘電率評価のためのベクトルネットワークアナライザ測定
Vector Network Analyzer Measurements for Permittivity Evaluations
堀部 雅弘 (AIST)
2 誘電率測定における不確かさ(精度)評価
Uncertainty (Accuracy) Evaluation for Dielectric Permittivity Measurements
加藤 悠人 (AIST)

I [ プログラム委員会特別セッション ]

TH3A  TPC 特別セッション

12月01日 (木)  09:00-11:00   Room 3 (アネックスホール F204)
検索だけでは見つからない、すばらしき教科書の世界
A Wonderful World of Textbooks for Young Researchers Suggested by MWE2016 TPC Members
オーガナイザ : MWE 2016 プログラム委員会   座長 : 君島 正幸 (アドバンテスト研究所)

ICTがもたらす高度情報化が進む現代社会では、webサイト検索により広範な情報と知識が得られるようになり、技術知識習得の面でもweb検索の領域に広がりと深さが増している。その一方で体系化された良書を学ぶことは依然として学習の基本であり、web検索にたよる学習とで実力差がつくことは想像に難くない。
本特別セッションでは、MWE2016プログラム委員が長年の学習経験の中で特に有益と認めた教科書の一節を多数紹介し、いかに教科書が "目からうろこ" の理解をもたらし、その後の技術開発の糧になっているかを述べるとともに、後学の方々の学習の指針としての有益性を示す。

キーワード : ICT、教科書、ウェブサイト、検索
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  検索だけでは見つからない、すばらしき教科書の世界
A Wonderful World of Textbooks for Young Researchers Suggested by MWE 2016 TPC Members
MWE 2016 プログラム委員

C [ マイクロ波自動車応用セッション ]

TH3B  ワークショップ

12月01日 (木)  14:00-16:00   Room 3 (アネックスホール F204)
インテリジェントモビリティマイクロ波技術の最新動向
Recent Advances on Microwaves for Intelligent Mobility
オーガナイザ / 座長 : 真田 篤志 (大阪大)

移動体用マイクロ波・ミリ波技術は、従来から自動車電話や自動車レーダ、GPSなどの各要素技術開発で発展してきた。最近では、それらの通信、センシング、測位技術を統合したシステムを活用し、自動車や鉄道などの先端ITS 技術や、動的な電波伝搬環境下となる工事現場・建設現場やドローンなどに適用する無線通信システム、準動的な環境が想定される屋内M2Mシステムなど 「インテリジェントモビリティ無線システム」の範囲が拡大している。 このような状況の下、2015年からInternational Conference on Microwaves for Intelligent Mobility(ICMIM)国際会議が開催され、加速しつつある関連技術動向を捉え世界への発信を始めている。初回のドイツハイデルベルグ、第2回の米国サンディエゴに引き続き、来年2017年3月に第3回ICMIM2017が名古屋にて開催されることが決まった。今後、技術的にも中心となるこの3ヶ国で開催される予定である。
名古屋におけるICMIM2017では、内閣府と総務省からのキーノートトークをはじめ、自動走行や測位・センシングなどの最新技術トピックの招待講演が予定されている。本セッションでは名古屋で開催されるICMIM2017の概要と、同分野における日本をはじめ世界各国の関連最新技術が紹介される。

キーワード : インテリジェントモビリティ、車載レーダ、イメージングレーダ、無線測位、RFID、リアルタイム測位システム
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1 IEEE ICMIM2017国際学会の紹介
Introduction to IEEE ICMIM2017
近藤 博司 (EHF Consulting)
2 ドイツ・米国におけるインテリジェントモビリティマイクロ波技術国際会議(ICMIM2015/2016)報告
IEEE MTT-S 2015/2016 International Conference on Microwaves for Intelligent Mobility in Germany and the USA
真田 篤志 (大阪大)
3 高精度センシングを実現するミリ波帯MIMOレーダーシステム
Millimeter-Wave MIMO Radar Systems for High Precision Sensing Applications
佐藤 潤二 (パナソニック)

B [ 無線電力伝送、ミリ波関連セッション ]

TH4A  ワークショップ

12月01日 (木)  09:00-11:00   Room 4 (アネックスホール F205)
動き始めた11adアプリケーションの実際とそれを支える要素技術動向
Emerging 11ad Applications and the Background Enabling Technologies
オーガナイザ / 座長 : 中嶋 政幸 (村田製作所)

IEEE802.11ad/WiGig研究開発の世界的リーダーから実現を目指すアプリケーションおよびその要素技術の最新動向をご紹介いいただき、今後の日本での市場発展と技術開発展開の一助としたい。 まず移動通信におけるミリ波高速無線通信技術・市場動向、次に基地局間通信・5Gへのミリ波応用研究動向を、最後にミリ波製品化の鍵、OTA(Over the Air)による最新ミリ波検査技術を紹介する。

キーワード : Wi-Fi、WiGig、IEEE802.11ad、ミリ波、60GHz、5G
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1 移動通信における11ad アプリケーションおよび要素技術動向
The Path to Multi-Gigabit Wireless Communications mmWave Wireless Communication are Here
西村 文克 (QUALCOMM CDMA Technologies)
2 60GHzのバックホールへの展開動向とその要素技術動向
60GHz Backhaul Business Activities and Component Technology
早藤 久夫、古樋 知重 (村田製作所)
3 Measurement Challenges and Considerations for 802.11ad
Measurement Challenges and Considerations for 802.11ad
Zhang Qin, Li Jin, Ingram Donald (Keysight Technologies, Inc.)

A [ 5G関連セッション ]

TH4B  ワークショップ

12月01日 (木)  14:00-16:00   Room 4 (アネックスホール F205)
5G時代に向けた実装技術のトレンド
Recent Trend of Assembling and Packaging Technologies toward 5G Era
オーガナイザ / 座長 : 佐藤 優 (富士通研究所)

第5世代移動通信方式(以下、5G)が目指す性能を実現するために、ミリ波帯に関する研究開発が活発にされている。実装技術は、基板や機能ブロックを接続する部分であり、無線装置の性能を左右する重要な技術である。一方で、微細化・高周波化、熱的安定性の優れた実装技術も進展してきている。
本セッションでは、マイクロ波技術者が知っておくべき5G世代に適用可能なパッケージ技術の進展と注目技術を分かりやすく解説する。

キーワード : 5G、実装技術、損失、ミリ波、パッケージ
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1 5Gモバイル時代に向けたパッケージ技術の進展と今後の動向
Packaging Technology Innovation and Trend toward 5G Era
西尾 俊彦 (SBRテクノロジー)
2 5G/ミリ波帯の高周波パッケージ/実装技術
Assembling and Packaging Technologies for 5G and Millimeter-Wave Band
杉本 好正 (京セラ)

E [ IoT 関連セッション ]

TH5A  ワークショップ

12月01日 (木)  09:00-11:00   Room 5 (アネックスホール F206)
IoT プラットフォームによる新市場の開拓と展開
Exploring New Markets and Their Deployment Based on IoT Platform
オーガナイザ : 小熊 博 (富山高専)、亀田 卓 (東北大)   座長 : 小熊 博 (富山高専)

IoTの普及のためには上位層(アプリケーション層)のみならず、商用利用に耐えうる下位層基盤が必要不可欠である。
本セッションでは主にIoT下位層基盤について、最新の国内外の動向を分かりやすく解説する。さらにIoT下位層基盤を活用した応用事例として観光バス向け予防安全テレマティックスシステム、高齢者見守りシステム、精密農業のための稲育成管理システムなどについて紹介する。

キーワード : IoT下位層基盤、テレマティックスシステム、高齢者見守りシステム、精密農業管理システム
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1 IoTプラットフォームにより加速するIoTソリューション
IoT Solutions are Accelerated by IoT Platform
菊池 務、杉山 文彦 (トライポッドワークス)
2 Wi-SUNによる空間情報の収集と精密農業への活用事例 -UAVによる空間情報収集-
The Spatial Information Gathering and the Application Examples of Precision Farming Using by Wi-SUN
岩佐 浩 (アイエスビー東北)

E [ IoT 関連セッション ]

TH5B  ワークショップ

12月01日 (木)  14:00-16:00   Room 5 (アネックスホール F206)
IoT時代のスタンダード "Wi-SUNシステム" の最新動向
The Latest Trends of Wi-SUN Systems as a Standard in IoT Era
オーガナイザ : 水谷 圭一 (京都大)、亀田 卓 (東北大)   座長 : 水谷 圭一 (京都大)

本セッションでは、IoT (Internet of Things) 時代のスタンダードプラットフォームである「Wi-SUN (Wireless Smart UtilityNetwork)」に関する最新動向や、実際のエネルギーマネージメントやスマートメータシステムへの導入事例と各社の取り組みについて、ガス会社および電気会社の状況における技術動向や課題および将来展望について解説する。

キーワード : Wi-SUN、IEEE 802.15.4g、IoT、スマートメータ、エネルギーマネージメント
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1 IoT トレンドからみたWi-SUNシステム
Wi-SUN Systems in the Internet of Things
原田 博司 (京都大)
2 ガススマートメーターの無線技術と将来展望
Wireless Technology and Its Future Prospects of Gas Smart Meter
川田 拓也 (東京ガス)
3 電力スマートメーター通信システムについて -Aルート・Bルート及びサーバーシステム-
AMI Communication System for Electric Smart Meters -Route A, Route-B, and Server System-
神田 充 (東芝)

G [ シミュレーション関連セッション ]

TH6A  入門講座

12月01日 (木)  11:30-13:00   Room 6 (展示ホール ワークショップ会場)
IC設計のための電磁界シミュレーション技術
EM Simulation for IC Design
オーガナイザ / 座長 :天川 修平 (広島大)

数GHzの高周波回路は、シリコン集積回路(IC)で当たり前に実現できるようになっている。高周波プローブを利用した測定技術も確立した技術と言ってよい。しかしながら、電磁界シミュレーションによるアンテナやインダクタ、伝送線路等の特性予測には改善の余地がある。また、ミリ波になると回路設計、測定技術ともに発展途上にあり、電磁界シミュレーションの精度向上に対する要求もより切実である。
本ワークショップでは、IC設計のための電磁界シミュレーションをテーマに、専門家が最近の知見を紹介する。

キーワード : RFIC、電磁界シミュレーション、ポート設定、実効材料定数
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1 GSGパッド給電の電磁界シミュレーションにおけるモデル化
Electromagnetic Simulation Modeling of GSG Pad Feeding
平野 拓一 (東工大)
2 ミリ波ICの電磁界解析用材料パラメータとは?
Effective Material Parameters for Electromagnetic Analysis of Millimeter-Wave Ics
高野 恭弥 (広島大)

H [ 初学者目線から本格的基礎理論まで ]

TH6B  超入門講座

12月01日 (木)  14:00-15:30   Room 6 (展示ホール ワークショップ会場)
スミスチャートの使い方
A Tutorial Lecture on How to Use the Smith Chart
オーガナイザ : MWE 2016 展示委員会   座長 : 伊藤 康之 (湘南工科大)

高周波回路の設計において、スミスチャートは欠かすことができない便利なツールである。
本講座ではスミスチャートの原理から活用法まで、具体的な設計例を交えながらわかりやすく解説する。

キーワード : スミスチャート、インピーダンス整合、Q値、共役整合、負性抵抗
→ ダイジェストの試し読みができます (PDF)
1 スミスチャートの原理、インピーダンス整合への応用
Principal of Smith Chart and Applications for Impedance Matching
伊藤 康之 (湘南工科大)
2 高周波デバイスの特性評価、Q値と整合帯域
Characterization of High Frequency Devices and Matching Bandwidth
君島 正幸 (アドバンテスト研究所)
3 増幅器、発振器設計におけるスミスチャートの活用法
Utilization of Smith Chart for Amplifier and Oscillator Design
塩見 英久 (大阪大)
4 総括的討論
Comprehensive Discussion

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