Microwave Workshop & Exhibition: Nov. 28-30, 2018, Pacifico Yokohama, JAPAN
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ワークショップ プログラム

11月28日 (水)

WE1A  開会式

11月28日 (水)  10:00-10:10   Room 1 (アネックスホール F201+F202)
実行委員長挨拶
丸橋 建一 (NEC)
A [ 5G関連セッション ]

WE1A  基調講演 1

11月28日 (水)  10:15-11:05   Room 1 (アネックスホール F201+F202)
電波行政の最新動向について
The Latest Radio Frequency Administration in Japan
布施田 英生 (総務省 総合通信基盤局 電波部 電波政策課 課長)
電波は国民の日常生活や社会経済活動において重要な役割を担っている。本格的なIoT/AI/ビッグデータ時代を見据え、様々な分野において電波利用が進む中、利用シーンに応じた適切な通信速度や柔軟性、信頼性の提供を可能とする高度な無線通信ネットワークの実現が求められている。
このため、総務省では電波の有効利用に資する5GやIoT等の新たな無線通信システムの研究開発の推進や、新たなイノベーション創出に必要な周波数確保のための取組、電波制度改革にむけた検討などを実施している。
本講演では、電波行政の最新動向について紹介する。

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略歴
1990年 郵政省入省。
在セネガル日本大使館二等書記官、ITU(国際電気通信連合)事務総局長補佐官、放送技術課技術企画官、電気通信技術システム課番号企画室長、 通信規格課長、移動通信課長、内閣府参事官(科技イノベーション)、技術政策課長等を経て、2018年7月より現職。
 

C [ 無線電力伝送技術関連セッション ]

WE1A  基調講演 2

11月28日 (水)  11:10-12:00   Room 1 (アネックスホール F201+F202)
電界結合ワイヤレス電力伝送
Capacitive-Coupling Wireless Power Transfer
大平 孝 (豊橋技術科学大学 未来ビークルシティリサーチセンター長)
ワイヤレス産業の巨大マーケットは20世紀に始まったラジオテレビ放送、そして21世紀爆発的普及した携帯電話などの通信である。これら「放送」「通信」に続く第3の矢として「電力伝送」が浮上し理論構築と技術開発が現在急ピッチで進んでいる。MWEではこれを大きな潮流と捉え今年度4つの一般セッションをワイヤレス電力伝送にテーマ設定するに至った。
本基調講演では最新動向として今春実用化活動がスタートした電界結合方式ワイヤレス電力伝送に焦点をあて基本原理・設計理論・社会実装例を紹介する。

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略歴
1983年 大阪大学博士課程了。NTTにて衛星さくら4号・きく6号・きく8号搭載 GaAs MMIC の設計を担当
2005年 ATR 波動工学研究所長
役職 (現在)
豊橋技術科学大学教授
未来ビークルシティリサーチセンター長
IEEE MTT-S Kansai Chapter Founder
IEEE MTT-S Nagoya Chapter Founder
工博、IEEE Fellow、IEICE Fellow.、URSI Fellow
電子情報通信学会ワイヤレス電力伝送コンテスト委員長

 
A [ 5G関連セッション ]

WE1B  ワークショップ

11月28日 (水)  14:00-16:00   Room 1+2 (アネックスホール F201+F202)
第5世代移動通信システム5Gの実現に向けた総合実証試験U
System Trials toward Actualization of 5th Generation Mobile Communication System 5G -Second-
オーガナイザ : 佐藤 孝平 (電波産業会)、奥村 幸彦* (NTTドコモ)   座長 : 安達 文幸 (東北大)
*第5世代モバイル推進フォーラム 5G実証試験推進グループリーダ
第5世代移動通信システム5Gは、既存のシステムをさらに発展させた「超高速・大容量」、「多数接続」、「超低遅延」などの特徴を持つ次世代の移動通信システムであり、超高度情報化社会のICT基盤として早期実現が期待されている。近年、国内においては2020年の5Gの実現に向け、無線アクセスネットワーク技術他の5Gを支える技術・方式の研究開発や国際標準化に関する活動が本格化してきているが、2017年度からは、総務省の「5G総合実証試験」が開始され、5Gの実現による新たな市場の創出に向け、移動通信業界関係者とともに様々な利活用分野の関係者が参加している。
本セッションでは、今年度、2年目となる同実証試験について、総務省からの全体概要の紹介に続いて、実証試験を推進している国内の各移動通信事業者が、それぞれの試験の内容と計画などについて紹介する。
キーワード : 5G、移動通信、総合実証試験、多様な利活用分野
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1 平成30年度 5G総合実証試験の全体概要 (仮)
Overview of 5G System Trials in 2018 (tentative)
中川 拓哉 (総務省)
2 2018年度 NTTドコモ・NTTコミュニケーションズ及びパートナによる5G総合実証試験
5G System Trial in 2018 by NTT DOCOMO, NTT Communications and Partners
『屋外環境における5G超高速通信の活用』 須山 聡、奥村 幸彦、増野 淳 (NTTドコモ)
『高速移動環境における5G高速通信の活用』 一瀬 正則、中川 一郎 (NTTコミュニケーションズ)
3 2018年度 KDDI・ATR及びパートナによる5G総合実証試験
5G System Trial in 2018 by KDDI, ATR and Partners
『端末からの高速送信機能の応用事例』 松永 彰 (KDDI)
『屋内環境における5G超高速通信の活用』 吉田 享広、山田 雅也 (ATR)
4 2018年度 ソフトバンク・Wireless City Planning及びパートナによる5G総合実証試験
5G System Trial in 2018 by SoftBank, Wireless City Planning and Partners
『5G高信頼・低遅延通信のトラック隊列走行への適用』 吉野 仁、山口 良、三上 学 (ソフトバンク)
『5G多数同時接続を用いたスマートハイウェイ・スマートオフィス』 岡廻 隆生、田島 裕輔 (Wireless City Planning)
B [ 特別セッション ] / C [ 無線電力伝送技術関連セッション ]

WE3B  特別セッション

11月28日 (水)  14:00-16:00   Room 3 (アネックスホール F203)
新しいワイヤレス給電システム開発への挑戦
Challenge to Development of Novel Wireless Power Transfer System
オーガナイザ : 粟井 郁雄 (リューテック)   座長 : 大平 孝 (豊橋技科大)
ワイヤレス給電が大きな話題となってから10年が過ぎたのに実用化の歩みは遅々としている。その状況を打破する為には、情報ではなく電力を送るという目標をもっと強く意識し、マイクロ波技術者が慣れ親しんできた思考範囲を乗り越えなければならないのではないか。
このような問題意識をもってパワーエレクトロニクス研究者と共に考えていきたい。
キーワード : 高周波インバータ、ガリウムひ素電界効果トランジスタ、電磁界結合、無線給電、非接触給電、周期回路、受電回路、自動チューニング補助回路
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1 高周波・高効率な給電を実現する半導体スイッチング電源技術
Advanced Power Semiconductor Inverters for High Frequency High Efficiency AC Power Supply
梅谷 和弘、小林 皓祐 、石原 將貴、平木 英治 (岡山大)
2 安定的なワイヤレス給電のための受電回路技術
Recent Approaches in Power Receiver Circuit for Improving Robustness of Inductive Coupling Wireless Power Transfer
石原 將貴、藤木 啓太、梅谷 和弘、平木 英治 (岡山大)
3 もっと広い世界でWPTシステムを見直そう
Let's Take Another Look at WPT Systems in the Wide World
粟井 郁雄 (リューテック)
E [ 基盤技術関連セッション ]

WE4B  ワークショップ

11月28日 (水)  14:00-16:00   Room 4 (アネックスホール F204)
マイクロ波帯における磁性体およびその応用の最前線
Cutting-Edge Technologies of Magnetic Materials and Their Applications for Microwave Frequency Range
オーガナイザ : 直江 正幸 (電磁材料研究所)   座長 : 山田 啓壽 (東芝)
マイクロ波デバイスの電磁界伝搬物質として多用されている誘電体や空気と比べ、強磁性でなければ透磁率を発現せず、金属材料であることが多い磁性体には、マイクロ波帯で活用するための制約があり、悲劇の材料と称されることもある。 しかし、近年、急激にセンチメートル波帯以上にも対応した磁性材料が種々登場し、応用技術も進化しました。企業との共同研究もスタートしている。 一方で、マイクロ波領域で磁性体が現状あまり活用されていないのは、マイクロ波帯での磁性体の特性や活用方法が、広く知られていないためであるという側面もある。
現在、電気学会基礎・材料部門の「高周波磁性材料の実用化のための技術動向調査専門委員会」において、高周波マグネティックスの最新動向が総括的に調査されており、 今回、この委員会関係者から、最新のマイクロ波磁性体およびその応用技術について報告することで、魅力を知っていただきたい。
キーワード : 磁性体、第5世代移動通信システム、複素透磁率計測、磁歪、銅損、表皮効果、ノイズ抑制、電磁両立性
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1 マイクロ波磁性体の最新動向とグラニュラー材料の有用性
Recent Trend of Magnetic Materials for Microwave: Utilities of Granular Materials
直江 正幸 (電磁材料研究所)
2 ウェハレベルの磁性薄膜における高周波磁気透磁率・磁歪定数評価法の開発
In-site Measurement of Permeability and Magnetostrtiction Constant of Magnetic Films Deposited on Si Wafers
佐藤 茂行、森 修、島田 寛、内海 良一 (東栄科学産業)、遠藤 恭、薮上 信 (東北大)
3 負透磁率による表皮効果抑制を目的としたNiFe/Cuめっき多層膜伝送線路の特性評価
Characteristic Evaluation of RF Transmission Line with Ni-Fe/Cu Electroplated Multilayer Film aimed at Skin Effect Suppression by Negative Permeability
中山 英俊 (長野工業高等専門学校)、山口 正洋 (東北大)、柳井 武志 (長崎大)、ラナジット・サイ (インド理科大学院)、 北井 佑季、佐藤 幹男、寒川 潮 (パナソニックAIS社)
4 パワエレ機器による不要放射のもとで移動通信の受信感度を確保する新しい磁性体技術
A New Magnetic Technology to Improve Minimum Sensitivity of Mobile Handset Against Unnecessary Wave Radiation from Power Electronics Equipment
山口 正洋、田中 聡、石山 和志、畠山 賢介 (東北大)、永田 真 (神戸大)、近藤 幸一 (トーキン)、沖米田 恭之 (昭和飛行機工業)
A [ 5G関連セッション ] / E [ 基盤技術関連セッション ]

WE5B  ワークショップ

11月28日 (水)  14:00-16:00   Room 5 (アネックスホール F205)
5Gに向けた高効率増幅器技術
Efficiency Boosting Techniques of Power Amplifiers for 5G Mobile Networks
オーガナイザ : 井上 和孝 (住友電気工業)   座長 : 分島 彰男 (名工大)
4G/5G移動体システムでは、消費電力の抑制が重要な課題となる。現状の4G増幅器の高効率化には、逆F級及びドハティ回路が広く用いられているが、今後更なる周波数効率向上の観点から、増幅器のバックオフ効率向上は益々重要になる。
本ワークショップでは、基地局増幅器のバックオフ効率向上に向けた各種技術を紹介する。
キーワード : 増幅器、GaN、広帯域、高効率化、F級、逆F級、バックオフ、ドハティー、エンベロープトラッキング
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1 波形エンジニアリングに基づいた高効率増幅器の理論および解析
Fundamentals and Analysis of High Efficiency Amplifiers Based on Waveform Engineering
山本 洋 (住友電気工業)
2 電力増幅器のバックオフ領域高効率化技術
High-Efficiency Techniques at Back-Off Region for Microwave Power Amplifiers
石川 亮 (電通大)
3 第5世代移動体通信基地局向け高効率広帯域増幅器技術
High Efficiency and Wideband Power Amplifiers for 5G Base Stations
坂田 修一、小松崎 優治、中谷 圭吾、新庄 真太郎 (三菱電機)
F [ 基礎講座・超入門講座 ]

WE6B  基礎講座

11月28日 (水)  14:00-16:00   Room 6 (アネックスホール F206)
ベクトルネットワークアナライザを使いこなすための実践的レクチャー
Practical Lecture on Vector Network Analyzer Measurements
オーガナイザ : 岸川 諒子 (産業技術総合研究所)   座長 : 堀部 雅弘 (産業技術総合研究所)
電子測定器はどんどん「賢く」なってきており、内部でどんな処理がなされているかユーザーにはわからなくなってきている。 ユーザーは測定器の表示を信用するしかなく、わけがわからないまま、ボタンを押して出てきた答えが正しい測定値だと信じている。 測定器は確かに正確ではあるが、測定器につながれたものを正確に測定しているだけである。つなぎ方や校正の仕方を間違えれば、 無意味なデータを山のように得ることになる。測定器の持つ機能に圧倒されて、すごく高度な測定をしているつもりで、 実は間違ったデータを得ているというケースは枚挙に暇がない。
本講演はネットワークアナライザを例にとって、正しい測定をするためのちょっとしたノウハウや気付きを与えることができればという思いで話す。
キーワード : Sパラメータ、ベクトルネットワークアナライザ、計測、キャリブレーション
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1 Sパラメタの基礎
Fundamentals of S-parameters
河合 正 (兵庫県立大)
2 賢いネットワークアナライザに負けない賢い測定の知識 - 正しい測定をするために -
Measurement Examples and Common Mistakes with Network Analyzers - Tips to Obtain Correct Measurement Data -
柳本 吉之 (関東電子応用開発)
F [ 基礎講座・超入門講座 ]

WE7B  超入門講座

11月28日 (水)  13:30-15:00   Room 7 (展示ホール ワークショップ会場)
ゼロからスタートするアンテナ超入門
Antenna Introductory Course Starting from Scratch
オーガナイザ : MWE 2018 展示委員会   座長 : 平野 拓一 (東京都市大)
近年、携帯電話やスマートフォンが普及し、無線通信が身近なものになっている。一方、アンテナは無線通信には欠かせない重要な構成要素であるが、いざ設計するとなると、その敷居が高いと感じている技術者が多くいると思われる。
本講座WE7Bでは、これまでアンテナに携わってこなかった技術者を主な対象とし、基本的なアンテナの種類やその特性を述べるとともに、アンテナ設計や測定について事例を交えながらわかりやすく解説する。
キーワード : アンテナ、電波伝搬、放射パターン、指向性、利得
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1 アンテナの基礎知識
Basic Knowledge of Antennas
石橋 秀則 (三菱電機)
2 アンテナ設計・測定・電波伝搬
Example of Antenna Design, Measurement and Propagation
西本 研悟 (三菱電機)
3 総括的討論
Comprehensive Discussion
 

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