出展企業セミナー

アームロボットは高速かつ頻繁な運動のため給電用の配線が疲労によってすぐに断線する問題がある。 しかしその動力を無線で配給することはアーム中の空間的制約とりわけ関節部の存在によって容易ではない。 ところが我々が開発したディスクリピータシステムは電力配給のために大きな空間を必要とせず、有線無線の切り替えが容易であるため、 必要な部分だけを無線給電(非接触給電)して他は有線に切り替えることができる。 その結果アーム内はもとより回転する関節内の非接触給電も可能となり全体としてあらゆるポイントに必要な電力を送ることができる。
このシステムの動作について主に電気的な視点から解説する。

近年増加するミリ波周波数帯、テラヘルツ周波数帯の測定において多くの要求が存在します。 なかでもプローバーを用いたウェハレベルでの高周波数帯での測定では、より正確なキャリブレーションが求められます。
本セミナーでは、プローバーを用いたウェハレベルでの測定におけるキャリブレーションをどのように簡単に、そして正確に行うかを紹介いたします。

WIPL-D Proはモーメント法(境界要素法)に基づいた解析ソフトウェアです。モーメント法の解析アルゴリズムに高次基底関数(HoBFs)を用い、 少ないメッシュ数(未知数)での、高速高精度解析を実現しました。解析時間の速さから、ある程度大規模な解析を近似解析手法に頼らずに行うことが可能です。 モーメント法に基づいているため、距離や空間が解析に影響を与えることはありません。解析対象だけでなく、波長に比べて大きな周辺構造物を含めた解析を可能とします。
本セミナーではWIPL-Dを用いて、精度よくかつ効率的な解析を行うための勘所を、WIPL-Dの最新版の情報と合わせてご紹介いたします。

非接触充電をはじめとする、ワイヤレス電力伝送は近年注目される技術の一つである。伝送方式は共鳴方式からマイクロ波方式まで、 多種に渡り、周波数も数十kHzからGHzに及ぶ。本年リリースした、「S-NAP Wireless Suite」は、MPIEモーメント法を採用しており、 フルウェーブで3D電磁界解析を行うもので、広帯域に渡り、ワイヤレス電力伝送のシミュレーションが可能である。
今回はこの製品の概要を紹介する。

・超小型で廉価にして高機能な24GHz面実装型フロントエンドの紹介
・非接触型バイタルサインモニタ
・定在波レーダーの応用による離床センサ
・定在波レーダーの応用による高精度測距
・至近距離での高精度測距・静止物検知
・目標識別アルゴリズムの追究
・多様な周波数帯への展開(10GHz、24GHz、77GHz など)

3次元/2.5次元の2種類のモーメント法を組み合わせた新製品は数KHzからGHz帯までの広帯域なアンテナ設計や近距離の電力伝送向けのアンテナ設計が可能です。 このセミナーでは送受アンテナを含む解析事例を紹介します。近傍/遠方電磁界、ポインティングベクトル、インピーダンスマップなどの表示が可能で伝搬状態を容易に確認し、 最適なアンテナ配置や筐体の影響などの問題を試作前に解決します。マルチアンテナの相関問題や最適配置の実現も容易です。
また、最適化と自動設計機能を用いたアンテナ整合回路や伝送線路などの設計事例をご紹介します。 特別な伝送線路理論やマイクロ波工学の専門家でなくても本製品で容易にも無線化が可能になります。

既存のMUレーダー用の追加アンテナとして、2種類のアンテナを製作しました。 今後の運用面での改善効果について説明いたします。