Microwave Workshop & Exhibition:Dec.10-12,2014 in Pacifico Yokohama,JAPAN
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APMC国内委員会

委員長 挨拶

平成25年度からAPMC(Asia Pacific Microwave Conference)国内委員会の委員長を拝命致しました富士通研究所の常信和清です。どうぞ宜しくお願い申し上げます。
 
APMC(Asia-Pacific Microwave Conference)はアジア太平洋地区で毎年開催されるマイクロ波関連の最新技術を発表、討論する国際会議です。北米地区で開催される"IEEE MTT-S International Microwave Symposium"と欧州で開催される"European Microwave Week"とともに、世界規模のマイクロ波会議の3極の一つとして多数の技術者や研究者の参加を得ています。
第1回のAPMCはインドで1986年に開催され、1990年に日本で初めてAPMCが開催されました。その後、中国、オーストラリア、韓国、香港など数多くのアジア諸国でAPMCは開催されてきております。日本でのAPMC開催は4年毎に行われ、今後の継続的な開催も決定されています。4年毎のAPMC開催に備えて継続的な活動を行う委員会が必要となり、APMC国内委員会として現在に至っています。次回のAPMCは2014年11月4日(火)〜7日(金)の4日間、仙台での開催を予定し、末松憲治(東北大学)実行委員長を中心に、準備が着々と進められています。(http://www.apmc2014.org
 
日本でAPMCが開催されない間の3年間はMWE (Microwave Workshops and Exhibition)を開催し、マイクロ波技術に関する基礎講座や最新の話題を取り上げたワークショップを数多く企画すると共に、マイクロ波関連の企業展示、マイクロ波技術の歴史展示/システム展示さらには大学研究室の展示紹介なども行っています。昨年のMWE は黒木太司(呉工業高等専門学校)実行委員長の下、11月28日(水)〜30日(金)の3日間、パシフィコ横浜で開催され、開催期間中の参加者数が5千人を超える盛況振りでした。
今年のMWEは九鬼孝夫(NHKエンジニアリングシステム)実行委員長の下、11月27日(水)〜29日(金)にパシフィコ横浜で、「スマートな生活を創造するワイヤレステクノロジー:"Wireless Technology," Drivers for Smart Life」を基調コンセプトに開催予定です。
なお、2014年より、大規模な展示会場の確保が難しい地方でのAPMC開催を容易にするために、APMCとMWEを日程と会場を分けて開催することに致しました。そして、2014年のMWEはこれまでと同様にパシフィコ横浜での開催を予定しています。
 
APMC国内委員会はこうしたAPMC及びMWEの開催準備や運営、またマイクロ波技術者の育成を長期的視点に立って執行していく組織です。なお、アジア各国のAPMC開催に際しては、会議準備運営の仕組みや論文査読作業などのサポートも国際運営委員会を通じて積極的に行っています。さらに、本委員会は全てマイクロ波技術を深く愛し、その進展を願って止まない人々のボランティア活動によって支えられていることをお伝えしておきたいと思います。
 
マイクロ波技術がユビキタス社会、高度情報通信化社会を支える基幹技術であることは言をまたないところです。デバイス技術から回路技術、システム技術までさまざまなレベルでのマイクロ波技術の新たな発展と展開、発掘に向け、我々APMC国内委員会はこれからも積極的に貢献してまいります。
 

APMC 国内委員会
委員長   常信 和清  (富士通研究所)

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