出展社
(国研)海上・港湾・航空技術研究所 電子航法研究所
Electronic Navigation Research Institute
取扱製品分野
- 測定器、製造装置、システム
- コンポーネント(アクティブ)
- コンポーネント(パッシブ)
- アンテナ
- 半導体素子、IC
- コネクタ、ケーブル
- 基板、各種材料、PKG
- シミュレータ、そのほかソフト全般
- 設計・測定請負サービス
- 金属・材料加工
- その他
アプリケーション分野
- 4G, 5G移動通信、
次世代ワイヤレスシステム
- 衛星・航空通信
- 放送、公共・防災無線
- 高度道路交通システム(ITS)
- レーダー
- IoT(産業、ヘルスケア、農業など)
- 計測システム
- ワイヤレス給電
- マイクロ波応用(マイクロ波加熱、バイオ、医療)
- その他
展示製品の特徴
■当研究所は、航空交通管理(ATM)とそれを支える通信・航法・監視(CNS)技術などからなる航空交通システムに関する我が国唯一の研究機関として航空の安全性、効率性の向上、地球環境保全などを目指して研究開発を行っています。
■滑走路異物監視システムは、航空機等に損害を及ぼす可能性のある空港の滑走路等上の小異物(Foreign Object Debris、FOD)を自動的に探知し、異物点検のための滑走路閉鎖時間を減らすと同時に、事故を未然に防ぐシステムです。
■2000年にフランス・シャルルドゴール空港で発生した、直前に離陸した航空機から脱落した金属片を原因とするコンコルドの事故以来、FODは非常に重要な空港安全の課題の一つとして認識が高まっています。また、バードストライクなどの突発的な事象に対して年間100回を超える臨時点検が実施され、FODの除去や滑走路等の安全確認に多大な手間と時間を要しています。このようにFODは、空港運用において安全上の問題を発生させる可能性があり、航空機の離着陸を制限することから、空港の処理能力や運用効率を低下させる重大な要因となっています。
これら背景の下、電子航法研究所らの研究グループでは、天候等の影響を受けにくく、小型かつ高分解能特性を実現できる分散型ミリ波レーダを主なセンサデバイスとする滑走路異物監視システムの研究開発を行い、その実現可能性を空港面における実証実験で明らかにしています。