Microwave Workshop & Exhibition:  Nov. 25-27, 2017, Pacifico Yokohama,JAPAN
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ごあいさつ

   マイクロウェーブワークショップおよびマイクロウェーブ展(MWE : Microwave Workshops and Exhibition)は、マイクロ波および高周波技術分野における学術・産業・教育の発展と、関連分野の産官学協働コミュニティーを形成・継続させることを目的としたイベントです。MWEで培われるさまざまな財産は、4年に一度、日本で開催される国際会議APMC(Asia-Pacific Microwave Conference)に活かされます。APMCは、我が国のマイクロ波技術を世界に向けて発信する場となるだけではなく、激動する世界状況の中で日本のマイクロ波技術者が狙うべき方向性を探る場ともなります。その知見・経験は再びMWEに還元され、国内マイクロ波技術分野の発展に寄与できるものです。このMWEとAPMCの連携は、MWEが1991年に設立して以来、講演者、出展社、来場者を含む関係各位から多大なご協力をいただきながら継続して来ました。今年で22回目を迎えるMWE 2017は、来る2018年に京都で開催されるAPMC 2018も見据えながら、電子情報通信学会APMC国内委員会の下にMWE 2017実行委員会を組織して準備を進めて参りました。

   MWE 2017は、本年11月29日(水)から12月1日(金)の間、パシフィコ横浜で開催されます。2020年の東京オリンピック開催を3年後に控えた今、自動車の自動運転技術の進展と未来の車社会への期待、第5世代移動通信方式(5G)を活用した新しいサービスを創出するための取り組み、宇宙を対象としたフロンティア技術への挑戦など、これまでにない新しい価値やサービスが我々の身近な存在となりつつあることを感じずにはいられません。その意味で、2017年はこれまでにない新しい時代の幕開けになるでしょう。この新しい時代の幕開けを技術的側面からしっかりと支えるために、マイクロ波技術に期待される役割は極めて重要と言っても過言ではありません。そのような思いから、「新時代の幕開けをいざなうマイクロウェーブテクノロジー」を基調コンセプトに掲げました。

   このコンセプトに則り、開会式における2件の基調講演と、5つの基礎講座、4つの入門・超入門講座、および21のワークショップセッションの合計30セッションを企画いたしました。
   基調講演では、先ず『電波行政の最新動向について』と題して、総務省総合通信基盤局電波部電波政策課長 野崎雅稔氏にご講演いただきます。続いて、最近注目されている車と通信の融合に関して、「VaaSI; クルマを社会のインフラに」という題目で、トヨタIT開発センター顧問 井上友二氏にご講演いただきます。
   ワークショップでは、5G、ミリ波/テラヘルツICおよびその応用、自動車関連分野への無線技術の応用、マイクロ波技術に関連するホットなトピックに焦点を当て、各分野のコアテクノロジーの動向と最新アプリケーションを紹介します。基礎/入門/超入門講座も例年以上に充実させ、若手技術者から初学者にいたる様々な層を対象に、マイクロ波技術の基礎から応用までを解説します。
   マイクロウェーブ展では、国内外500社に迫る企業と約30の大学・高専等研究室の出展が予定されており、新製品・新技術・研究成果などを一堂にご覧いただけます。また、出展製品に対応した企業セミナーも例年と同様に開催いたします。さらに、注目のマイクロ波システム技術を紹介する「MWカフェ」も、展示会場にて開催予定です。

   MWE 2017の開催につきまして、皆様のご支援ご愛顧の賜物と厚く御礼申しあげますとともに、国内マイクロ波関連分野の更なる発展の一助となりますことを願いつつ、皆様のご参加をお待ちいたしております。
   最後に、MWE2017の開催にご尽力をいただきました多くの方々に心より感謝いたします。

MWE 2017 実行委員会
委員長 楢橋 祥一 (摂南大学)

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