Microwave Workshop & Exhibition: Nov. 25-27, 2015, Pacifico Yokohama,JAPAN
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APMC国内委員会

委員長 挨拶

2015年度からAPMC (Asia Pacific Microwave Conference) 国内委員会の委員長を拝命致しました九鬼孝夫です。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 
APMCは、マイクロ波技術に関する最新の研究開発の成果を発表・討論する国際会議です。北米地区で開催の"IEEE MTT-S International Microwave Symposium"、欧州で開催の"European Microwave Week"とともに、アジア太平洋地区で開催されるAPMCは、世界規模のマイクロ波会議の一つとして多数の技術者や研究者の参加を得ています。
第1回のAPMCは1986年にインドで開催され、1990年の第3回のAPMCが日本での初めての開催でした。それ以降、中国、オーストラリア、韓国、香港など数多くのアジア諸国で毎年開催されるようになりましたが、日本では4年毎の周期で継続的に開催されています。APMC国内委員会は、この4年毎のAPMC日本開催を継続的に支えることを目的に、電子情報通信学会エレクトロニクスソサイエティの委員会として、日本開催APMCの準備と運営およびMWE (Microwave Workshops & Exhibition) の主催などの活動を進めています。
 
MWEは、日本でAPMCが開催されない3年間もマイクロ波技術の発展と啓蒙を継続することを目的に、マイクロ波技術のワークショップとマイクロ波関連企業の展示会を、「パシフィコ横浜」を会場にして毎年開催しています。ワークショップではマイクロ波技術の基礎や最新の研究開発を紹介するとともに、展示会ではマイクロ波関連企業による最新製品の紹介や大学研究室による研究成果の展示などを行っています。2014年のMWE は常信和清(富士通研究所)実行委員長の下、12月10日(水)〜12日(金)の開催期間中の参加者数が5千人を超える盛況振りでした。そして2015年のMWEは、宮崎守泰(三菱電機)実行委員長を中心に、11月25日(水)〜27日(金)に「快適でやさしい社会を演出するマイクロ波技術」を基調コンセプトとして開催準備中です。
一方、2014年のAPMCは、末松憲治(東北大学)実行委員長の下、11月4日(火)〜7日(金)の4日間、仙台で成功裏に開催されました。そして次回のAPMCは、2018年11月6日(火)〜9日(金)の4日間の日程で、秋の京都を舞台に開催されることが決まっています。石崎俊雄(龍谷大学)実行委員長を中心に、目下鋭意準備しているところです。
 
APMC国内委員会はこうしたAPMCおよびMWEの開催準備や運営、またマイクロ波技術者の育成を長期的視点に立って執行していく組織です。なお、アジア各国のAPMC開催に際しては、会議準備運営の仕組みや論文査読作業などのサポートも国際運営委員会を通じて積極的に行っています。さらに、本委員会は全てマイクロ波技術を深く愛し、その進展を願って止まない人々のボランティア活動によって支えられていることをお伝えしておきたいと思います。
 
マイクロ波技術がユビキタス社会、高度情報通信化社会を支える基幹技術であることは言をまたないところです。デバイス技術から回路技術、システム技術までさまざまなレベルでのマイクロ波技術の継続的発展と新たな展開・発掘に向け、我々APMC国内委員会はこれからも積極的に貢献してまいります。
 

APMC 国内委員会
委員長   九鬼 孝夫  (国士舘大学)

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