MWE 2025 (Microwave Workshops and Exhibition 2025) は、2025年11月26日から28日までの3日間、横浜みなとみらい地区のパシフィコ横浜で開催される、国内最大規模のマイクロ波技術と産業の総合イベントです。1991年に池袋サンシャインシティで第1回が開催されて以来、今回で29回目を迎えます。MWEは、マイクロ波技術の継続的発展と産官学の連携、新産業の創出を目的とし、米国IMSや欧州EuMWと並ぶアジア太平洋最大級の国際会議APMCとも連携しながら、国内外の技術・産業交流の中心的な役割を果たしています。また、得られた知見や成果を社会・産業へ還元し、学術・産業・教育の発展にも貢献してきました。
今回の基調コンセプトは「未来を創るマイクロ波技術の基礎から最前線 — Microwave Technology Shaping the Future from Fundamentals to the Cutting Edge —」です。初心者の「無線で繋ぎたいがどうすればよいか」といった疑問から、先端研究者が必要とする高度な技術・部品の情報まで、MWEに来れば解決できるという思いを込めています。マイクロ波技術が未来社会の課題解決にどう貢献できるかを、参加者と共に描く場とします。
ワークショップは完全オンサイト形式で開催し、マイクロ波・ミリ波・テラヘルツの基盤技術から、無線電力伝送、宇宙応用、AI・量子技術への応用、6G、IOWN関連技術など最先端テーマとともに、初心者向けの基礎講座や超入門講座も充実させています。基調講演では、総務省電波政策課長 小川裕之氏に電波政策の動向について、NTTアクセスサービスシステム研究所 客員上席特別研究員・南山大学教授 鷹取泰司氏にIOWN時代に向けた無線アクセス技術の新たな展開についてご講演頂きます。
併設のマイクロウェーブ展は完全リアル展示で、企業による最新製品・技術動向を直接体験できます。出展企業セミナーでは製品の特徴や技術の背景を詳しく紹介し、大学・高専の研究室による展示コーナーでは学術成果の発信と企業との交流の場を提供します。さらに学生の創造力を引き出す企画として、システムやアプリケーション、ビジネスモデルなどのアイデアを競うアイデアソンも実施予定です。「人・技術・情報」が交差し、新しい発見とつながりを生む場となることを期待しています。
MWE 2025の開催は、多くの皆様のご支援の賜物です。基礎から最先端に至る技術を通じ、未来社会を支えるマイクロ波技術の発展に寄与する場となり、技術者・研究者・学生の皆様にとって学びと交流、挑戦の機会になることを願い、皆様のご来場を心よりお待ちしています。
MWE 2025 実行委員会
委員長 大久保 賢祐 (岡山県立大学)
★ 実行委員長のごあいさつ(完全版)はこちら
→ https://apmc-mwe.org/mwe2025/greeting.html