主催者からのメッセージ
皆様方におかれましては、益々ご清祥のこととお喜び申し上げます。
また日頃よりMicrowave Workshops & Exhibition (MWE) の開催・準備に関して多大なるご協力を賜り感謝申し上げます。
さて、3月に発生した未曾有の大震災は、国内マイクロ波分野関係者の皆様方にも大きな影響を与えたことと存じます。 被害の復旧や、被災された方々のサポートの傍ら、学術活動・産業活動を益々活発にすべく、各位ご尽力のことと拝察いたします。
今冬開催のMWE2011は、マイクロ波分野の学界・産業界の活性化に寄与するものとなる様、「エコ社会の創造に向けて」という基調コンセプトの下、震災復興から新たな社会システムの創造に役立つマイクロ波技術を模索し、関連の情報を発信すべくワークショップ、展示会とも趣向を凝らし、各種企画を準備しているところでございます。 一方で、昨今の国内マイクロ波産業界の現状を鑑みますと、その国際的競争力を維持していくためには「技術者養成」が重要課題になっております。特に若手技術者の「ものづくり力」の底上げは急務となっております。
かような状況の中、マイクロ波研究専門委員会とMWE2011実行委員会では、大学等研究室に所属する学生を対象に「学生コンテスト」を企画いたしました。下記実施要綱にあるとおり、今年は「マイクロ増幅回路の設計・製作」という課題に対して、応募者が競争して設計・試作を実施し、その評価・審査を行うというものでございます。非常に基本的な課題でございますので、能動回路の研究に従事されていない学生の皆様にも、十分遂行できる内容かと存じます。各自設計・試作した増幅器の性能を競うという経験は、日本のものづくりを支えていく学生の皆様にとって必ずや貴重な経験になると存じます。
学生の皆様には、奮ってご参加いただきたいと存じます。また大学等の先生方におかれましては、貴研究室ご所属の学生の皆様に、本企画を周知し、参加についてご奨励頂ければ幸いに存じます。 どうぞよろしくご検討いただきます様お願い申し上げます。
マイクロ波研究専門委員会 委員長 大平 孝
MWE2011実行委員会 委員長 二川佳央