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■ 会場: パシフィコ横浜 展示ホール内 特設会場
■ 日本語による講演/聴講料無料・事前登録不要
■ テキスト代 (必要な場合) 2,000円
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基礎講座01 |
12月13日(水) 13:00-14:30 |
初学者のためのフィルタ設計入門 |
講師 : 上野 伴希 氏 (早稲田大学) |
無線技術に携わる初心者を対象に、RFフィルタ設計理論を分かりやすく説明する。これに併せて、実際によく用いられるLPF、BPFを題材にして、設計の手順、良好な特性を得るためのノウハウを述べる。プロトタイプLPF、周波数変換によるBPFおよびインピーダンスインバータなど、理論のポイントを知ることで、ノウハウとともにRFフィルタ設計全体のイメージを会得する。 |
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基礎講座02 |
12月13日(水) 15:30-17:00 |
CMOS RF回路の基礎 |
講師 : 束原 恒夫 氏 (会津大学) |
ここ10年間でCMOSデバイスのRF応用に関する研究開発が大幅に進展し、特に2000年代に入ってからは、近距離無線システムであるBluetooth、無線LANを中心に実用化が進められている。本講座においては、上記のようなRF回路技術への高いニーズを背景に、ワイヤレス通信並びにCMOS RF回路の技術動向から始めて、RF回路に用いられる信号処理、各種トランシーバ構成、CMOS RF要素回路とその開発事例について解説し、最後に新しい技術であるRFサンプリング型受信機の発表事例を紹介する。 |
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基礎講座03 |
12月14日(木) 11:00-12:30 |
移動体通信向けAD/DA変換技術の基礎 |
講師 : 松浦 達治 氏 (ルネサンステクノロジ) |
近年の送受信機はデジタル変復調技術の進歩やAD/DA変換技術の進歩により大幅なデジタル化が進展している。本講演では移動体通信に用いられるAD/DA変換技術について解説する。高ダイナミックレンジの変換にはΔΣ型、広帯域信号の変換にはパイプライン型AD変換器が用いられており、原理、基礎的な考え方について解説する。また最近のトピックとしてはIF周波数の段階で直接デジタル化を行うバンドパスΔΣ型なども報告されておりこれらについても解説を行う。 |
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基礎講座04 |
12月14日(木) 14:30-16:00 |
高速クロック・システムにおけるジッタ解析の基礎 |
講師 : 谷本 茂 氏 (アジレント・テクノロジー・インターナショナル) |
システム・クロックの高周波化にともなって、データ通信の信頼性確保には、システム全体の低ジッタ設計が益々重要になっている。高速クロック(数百MHz〜マイクロ波)におけるジッタ解析手法を時間領域と周波数領域の基礎から説明し、実際の測定上の制約や注意点に言及する。デュアル・ディラック・モデルの妥当性や従来疑問視されていた低ジッタ測定の再現性・妥当性について解説し、疑問に答える。 |
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基礎講座05 |
12月15日(金) 11:00-12:30 |
ピンとくるマイクロ波回路 |
講師 : 粟井 郁雄 氏 (龍谷大学) |
ディジタル技術の発展とともにベースバンド回路ですらマイクロ波周波数で動作することとなり、分布定数回路の理解はあらゆる電子情報通信分野で必要とされることとなった。この講座ではそれに対応するべく分布定数回路中のパルス波の過渡応答について解説してディジタル技術者の関心に応えるとともに、アナログ技術者に対しては各種回路素子の整合法を整理してその重要性を解説し、マイクロ波回路のキー概念の理解を図りたい。 |
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基礎講座06 |
12月15日(金) 14:30-16:00 |
電力増幅器の基礎と動向 |
講師 : 本城 和彦 氏 (電気通信大学) |
マイクロ波増幅器に用いられる半導体材料ならびにデバイス構造を概観し、 一般的な電力増幅器の設計方法を述べる。さらに時間領域ならびに周波数領域からの究極の高効率化設計の指針を示す。加えて、ドハーティ方式やLINC方式など、単位増幅器を複数用いた高効率増幅器設計方法について述べる。また隣接チャネル漏洩電力発生の主たる原因となる3次相互歪みの発生メカニズムを3次非線形伝達関数、電気的メモリ効果、熱的メモリ効果の観点から説明し、低歪み化設計の指針を示す。 |
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