Microwave Workshop & Exhibition: Nov.30 - Dec.2, 2016, Pacifico Yokohama,JAPAN
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ごあいさつ

   マイクロウェーブワークショップおよびマイクロウェーブ展(MWE : Microwave Workshops and Exhibition)は、国内マイクロ波技術分野の学術・産業・教育の発展に貢献すべく、関連分野の産官学協働コミュニティーを形成・継続させることを目的としたイベントです。MWEで培われた人的・知的・物的財産は4年に一度日本で開催される国際会議APMC(Asia-Pacific Microwave Conference)に供されます。そこは、我が国のマイクロ波技術を世界に向けて発信する場となるだけではなく、激動する世界状況の中で日本のマイクロ波技術者が持つべき方向性を探る場ともなります。その知見・経験は再びMWEに還元され、国内マイクロ波技術分野の発展に寄与できるものです。このMWEとAPMCの連携は、MWEが1991年に設立して以来、講演者、出展社、来場者を含む関係各位から多大なご協力をいただきながら継続して来ました。今年で実に21回目のMWE開催となり、2018年に京都で催されるAPMC 2018も見据えながら、電子情報通信学会エレクトロニクスソサイエティAPMC国内委員会内にMWE 2016実行委員会を組織して準備を進めてきました。

   MWE 2016は、本年11月30日(水)から12月2日(金)の間、パシフィコ横浜で開催されます。25年前から続いたMWEが、今後も永く皆様方にとって意義あるものであり続けることを切望しながら、「マイクロ波がデザインする新しい世界、そして日本」を基調コンセプトに掲げました。そこには、「未来の社会(世界)に向けてマイクロ波技術が果たす役割を発信しつつ、その中で日本がどのように進むべきか、また、どのような役割を果たすべきかを考えて行きましょう」という想いを込めています。昨今どの方面でも、「地域・分野両面に跨るグローバル化が必要である」とされています。今年の基調コンセプトは、「国内マイクロ波業界こそが、その流れを形成する主役になりましょう!」というシュプレヒコールなのです。マイクロ波技術応用の更なる多様化を推進する一方で、世界各所の状況・事情・環境に対応したカスタマイズを展開できれば、国内マイクロ波業界は活発であり続けられるのではないでしょうか。

   このようなコンセプトの基、開会式における2件の基調講演、7つの基礎講座、3つの入門講座、2つの超入門講座、14のワークショップセッションの合計27セッションを企画いたしました。
   基調講演では、先ず「電波行政の最新動向」について、総務省総合通信基盤局電波部電波政策課プロジェクト推進 室長 沼田文彦氏からご講演いただきます。続いて、最近再び注目されているミリ波無線技術に関して、「ミリ波帯ワイヤレスアクセスネットワークプロジェクトの概要 -第5世代移動通信システム(5G)へ向けて-」という題目で、東京工業大学副学長 安藤真先生にご講演いただきます。
   ワークショップでは、5G要素技術、IoT基盤技術およびアプリケーション、ITS最新動向、無線電力伝送の実際技術に焦点を当て、各々のコアテクノロジーの動向と最新アプリケーションを紹介します。基礎/入門/超入門講座も例年以上に充実させ、若手技術者から初学者にいたる様々な層を対象に、マイクロ波技術の基礎から応用までを解説します。
   マイクロウェーブ展では、国内外500社に迫る企業と30以上の大学・高専等研究室の出展が予定されており、新製品・新技術・研究成果などを一堂にご覧いただけます。また、出展製品に対応した企業セミナーも例年と同様に開催いたします。加えて、注目のマイクロ波システム技術を紹介する「MWカフェ」も、展示会場にて開催予定です。

   MWE 2016が開催できますことを皆様のご支援ご愛顧の賜物と厚く御礼申しあげますとともに、国内マイクロ波関連分野の更なる発展の一助となりますことを願いつつ、皆様のご参加をお待ちいたしております。
   最後になりましたが、MWE 2016の開催にご尽力をいただきました多くの方々に心より感謝いたします。

MWE 2016 実行委員会
委員長 古神 義則 (宇都宮大学)

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