MWE 2019 (2019 Microwave Workshops and Exhibition)を、11月27日(水)から11月29日(金)の間、パシフィコ横浜で開催いたします。
MWEは、マイクロ波技術関連の学術、産業、教育に関する国内最大級のイベントで、マイクロ波技術の継続的発展と産官学の連携を目的としてワークショップに加えて、
マイクロウェーブ展を併設しています。
我々の周辺のあらゆるモノがインターネットに接続されるIoT時代の到来により、センサやIoTデバイスの爆発的普及、
またそれに伴う新たな付加価値やサービスの提供が始まると考えられます。
さらにそのような時代のICTの基盤となる第5世代移動通信システム(5G)の実運用を目前に控え、
5Gや5G以降の情報通信に欠くことのできないマイクロ波技術の研究開発が盛んに行われています。
一方で、今やマイクロ波技術は情報通信分野に限らず、工業、医療、化学、エネルギー応用、流通、セキュリティなど幅広い分野に利用されており、
これらを融合した応用分野に対応すべく、更なる技術の進歩が望まれることから今年の基調コンセプトは「IoT社会の未来を築くマイクロ波テクノロジー」としました。
ワークショップでは、開会式における2件の基調講演と、5つの基礎講座、5つの超入門講座と、5つの特別セッションおよび19のセッションを企画いたしました。
基調講演では、先ず『電波行政の最新動向について』と題して、総務省総合通信基盤局電波部電波政策課 課長 布施田英生氏にご講演いただきます。
続いて、最近、実用化の気運が高まりつつあるマイクロ波送電に関して、日本と世界の研究開発と実用化、ならびに新しい応用について、
『マイクロ波送電の現在と未来』という題目で、京都大学教授 篠原真毅氏にご講演いただきます。
セッションでは、5G、無線電力伝送、自動車関連分野への無線応用、Society 5.0関連技術など注目の話題に焦点を当て、
これらに関する最新のマイクロ波技術動向とアプリケーションを紹介します。
若手技術者からマイクロ波技術を専門としない初学者にいたる幅広い層を対象に、マイクロ波技術の基礎から応用までを解説する基礎講座/超入門講座も行います。
マイクロウェーブ展では、国内外500社に迫る企業と約30の大学・高専等研究室の出展が予定されており、
新製品・新技術・研究成果などを一堂にご覧いただけます。出展企業の最新技術・製品を紹介する出展企業セミナーも例年通り開催いたします。
また、ワークショップセッションでも取り上げている5G総合実証試験と無線電力伝送に関する特別企画展示も予定しています。
マイクロ波システム技術を紹介する「MWカフェ」、学生が展示ブースを巡って得られた技術、情報を使い、
新たなシステム/アプリケーション/ビジネスモデルのアイデア創出を競い合う「アイデアソン」も実施いたします。
最後に、今年もMWE 2019が開催できますことは、多数の皆様のご支援、ご愛顧の賜と厚く御礼申し上げます。
MWE 2019がマイクロ波関連分野の更なる発展の一助となりますことを心から願いつつ、皆様のご参加をお待ちいたしております。
MWE 2019 実行委員会
委員長 河合 正 (兵庫県立大学)
★ 実行委員長のごあいさつ(完全版)はこちら
→ https://apmc-mwe.org/mwe2019/greeting.html