ごあいさつ

日頃より「マイクロウェーブ展」に格別のご支援とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。
通算20回の節目を迎えた昨年のマイクロウェーブ展 2009では、国内外合わせて115社からご出展頂き、出展小間数は188小間となりました。世界的な不況の中で、このような実績を残すことができましたのもひとえに関連企業様のご高配のお陰と、重ねて感謝致す次第です。
 

今年は21回目を迎えるわけですが、学会主催の技術展示会として、名実ともにアジア地区最大のマイクロ波展示会であり続ける様、展示委員会一同、初心に立ち戻り鋭意努力してまいる所存です。
「マイクロウェーブ展 2010」は、4年に一度日本で開催されるアジア・パシフィックマイクロ波会議(Asia Pacific Microwave Conference 2010:APMC 2010)の付設展示会として、2010年12月8日(水)〜10日(金)の3日間、パシフィコ横浜にて開催されます。一般の来場者に加えて、APMC国際会議に参加する国内外の方々のご来場も期待され、例年以上の盛況が予想されます。
 

今年の基調コンセプトは「Novel Technology Waves from Historical Port」です。高速移動体通信、ワイヤレスアクセス・モニタリング、モバイルコンピューティング等の新しいRF・マイクロ波・ミリ波・光システムや関連のデバイス、コンポーネント、計測機器、設計支援用各種シミュレータ等、マイクロ波通信分野のさらなる発展に必要な最新要素技術を漏らさず提供できる展示会を目指します。さらには、医療、環境、エネルギー、セキュリティなど、非通信分野へ展開されるマイクロ波応用に関する技術分野をも広くカバーいたします。
 

出展社様の最新技術展示を前面に押し出す一方で、最新のマイクロ波技術を集成した「特別展示コーナー」、これまでのマイクロ波技術の推移をまとめた「歴史展示コーナー」、大学等の研究活動を紹介する「大学展示コーナー」等を会場内に開設し、若手から中堅以上の技術者まで、幅広い層の来場者の誘致に努めます。
マイクロウェーブ展だからできる、懇切丁寧かつ実例豊富な、基盤技術の新解釈・異分野技術の先行紹介は、「マイクロ波工学基礎講座」および「特別企画セミナー」として例年にも増して強化・充実を図ります。
ご出展企業様による、新技術・新製品に関する「技術セミナー」も例年どおり開催頂きます。
また、主催となる電子情報通信学会はもちろん、協賛いただく国内外の関連学会、関連団体のネットワークを通して、広く本展示会の開催を周知する所存です。
 

ご出展頂きます皆様には、この場を単なる技術展示会の場としてのみでなく、産・官・学の情報交換や共同事業の契機とする場としても十分ご活用頂き、さらに国際会議付設の機会を活かして、海外に向けてのビジネス展開のきっかけにして頂きたく存じます。
 

「マイクロウェーブ展 2010」が開催できますことは、ひとえに皆様のご支援、ご愛顧の賜物と厚くお礼申し上げますとともに、今年もご来場いただけますよう、ご案内申し上げます。

 
APMC 2010 展示委員会
委員長 古神 義則(宇都宮大学)