マイクロウェーブワークショップおよびマイクロウェーブ展(MWE : Microwave Workshops and Exhibition)は、11月29日(水)から12月1日(金)の間、パシフィコ横浜で開催されます。
MWE 2017は、マイクロ波および高周波技術分野における学術・産業・教育の発展と、関連分野の産官学協働コミュニティーを形成・継続させることを目的としたイベントです。
今年の基調コンセプトは「新時代の幕開けをいざなうマイクロウェーブテクノロジー」です。2020年の東京オリンピック開催を3年後に控えた今、自動車の自動運転技術の進展と未来の車社会への期待、第5世代移動通信方式(5G)を活用した新しいサービスを創出するための取り組み、宇宙を対象としたフロンティア技術への挑戦など、これまでにない新しい価値やサービスが我々の身近な存在となりつつあることを感じずにはいられません。2017年はこの新しい時代の幕開けを技術的側面からしっかりと支えるために、マイクロ波技術に期待される役割は極めて重要です。
このコンセプトに則り、開会式における2件の基調講演と、5つの基礎講座、4つの入門・超入門講座、および21のワークショップセッションの合計30セッションを企画いたしました。
基調講演では、先ず『電波行政の最新動向について』と題して、総務省総合通信基盤局電波部電波政策課長 野崎雅稔氏にご講演いただきます。続いて、最近注目されている車と通信の融合に関して、「VaaSI; クルマを社会のインフラに」という題目で、トヨタIT開発センター顧問 井上友二氏にご講演いただきます。
ワークショップでは、5G、ミリ波/テラヘルツICおよびその応用、自動車関連分野への無線技術の応用、マイクロ波技術に関連するホットなトピックに焦点を当て、各分野のコアテクノロジーの動向と最新アプリケーションを紹介します。基礎/入門/超入門講座も例年以上に充実させ、若手技術者から初学者にいたる様々な層を対象に、マイクロ波技術の基礎から応用までを解説します。
マイクロウェーブ展では、国内外500社に迫る企業と約30の大学・高専等研究室の出展が予定されており、新製品・新技術・研究成果などを一堂にご覧いただけます。また、出展製品に対応した企業セミナーも例年と同様に開催いたします。さらに、注目のマイクロ波システム技術を紹介する「MWカフェ」も、展示会場にて開催予定です。
MWE 2017の開催につきまして、皆様のご支援ご愛顧の賜物と厚く御礼申しあげますとともに、国内マイクロ波関連分野の更なる発展の一助となりますことを願いつつ、皆様のご参加をお待ちいたしております。
MWE 2017 実行委員会
委員長 楢橋 祥一 (摂南大学)
★ 実行委員長のごあいさつ(完全版)はこちら
→ http://apmc-mwe.org/mwe2017/greeting.html