ご存知の通り、マイクロ波工学は、無線通信、レーダ、センシングシステムなどへの応用を契機として爆発的に成長し、現代社会を支える重要な技術分野の一つとなっています。
ひとくちにマイクロ波工学といいましても、いわゆる伝統的なマイクロ波回路理論から、今なお発達を遂げているデバイス技術、新機能材料技術、信号処理技術など様々な要素技術を含みます。それらが折り重なって、通信システムのさらなる高度化や、医療やセキュリティシステムなど非通信分野にもその応用が拡がっていく様を、今まさに我々は目の当たりにしています。
かような状況の中、その年のマイクロ波関連分野の技術動向や、さらにはそれがもたらす新しい産業創生に関する情報を漏れなく提供することを使命とし、毎年のMWEが開催されています。
今年のMWE基調コンセプトは、「マイクロ波技術の最前線と夢」ですが、ワークショップにおいても、その看板に見合うだけのセッション群を用意しております。また、展示会においても、効率的に情報をご取得いただける様、会期3日間、それぞれに大まかにですが同種のトピックを集めました。ご関心のワークショップ一つを目当てに来ていただいたとしても、ついでに関連分野の情報を掴む機会がございます。
是非、会期中一度は、出来れば3日間通して、パシフィコ横浜のワークショップ会場まで足をお運びいただけますよう、TPC一同、心よりお待ち申し上げます。
MWE 2014 プログラム委員会 (TPC)
委員長 古神 義則 (宇都宮大学)