展示製品の特徴

■通信システム向けの次世代プラットフォーム規格であるMicroTCA.0を大型物理学実験用に拡張したMTCA.4に準拠したFPGAカードです。MTCAでは、ギガビットイーサネットをはじめPCI-expressなど高速シリアル通信がバックパネルを介して可能となっています。また、Rear Transition ModuleでRF回路を拡張でき、プラグインにてモジュール拡張および活線挿抜が可能となっています。

■本FPGAカードには、ARM Cortex-A9を内蔵したXilinx製System on ChipであるZynqを搭載しています。FPGAに内蔵されているARMプロセッサへLinuxを組込むことで、ハードウェアとソフトウェアを組み合わせたフレキシブルでかつ高速な信号処理が可能となります。

■また、FMC（VITA 57）規格に準拠したカードを最大2枚拡張できることで、様々な用途に対応できます。例えば、高速A/D変換やD/A変換機能を拡張し、無線通信装置・レーダ装置・衛星通信装置・加速器用の様々なアプリケーションに適用が可能です。

■当社では、高速A/D変換やD/A変換機能のFMCを開発し拡張することで、加速器用LowLevelRFシステムおよびビーム診断システムなどに適用を始めています。