Microwave Workshop & Exhibition:Nov.28-30,2012 in Pacifico Yokohama,JAPAN

Workshop Program

ワークショップ


B [ アクティブ回路 ]

ワークショップ 05

11月29日 (木)  10:50-12:30   ワークショップ 第1会場
Si集積回路上における電圧制御発振器(VCO)技術の歴史と動向
History and Trend of Voltage Controlled Oscillators on Silicon Integrated Circuits
オーガナイザ / 座長 : 佐藤 優 (富士通研)
 Si集積回路上における電圧制御発振器(VCO)技術の歴史と動向
History and Trend of Voltage Controlled Oscillators On Silicon Integrated Circuits
伊藤 信之 (岡山県立大)
1992年のISSCCにおいて、UC Berkeley のMeyer教授グループから最初にSi集積回路を用いた高周波電圧制御発振器(VCO)が発表されてから今年で20年になる。この間、携帯電話は第一世代から第三世代を経て第四世代も間近となり、WLAN、Bluetooth、WiMAX等、現在、我々の回りにある無線通信システムは枚挙にいとまが無い。このように無線通信が発展した技術的な側面のひとつは、Si集積回路にVCOを内蔵する技術が発展したことである。
本講演では、Si集積回路におけるVCO集積化技術の歴史と動向を解説する。

A [ パッシブ回路・アンテナ ]

ワークショップ 06

11月29日 (木)  10:50-12:30   ワークショップ 第2会場
平面回路設計の諸問題
Issues in Designing Planar Circuits
オーガナイザ : 平野 拓一 (東工大)   座長 : 岡部 寛 (村田製作所)
1携帯電話用電力増幅器モジュールにおける平面回路の設計
Design of Planar Circuit on Power Amplifier Module for Mobile Phone
岡部 寛 (村田製作所)
2ミリ波38GHz帯無線機の開発における平面回路の設計
Planer Circuit Design for 38GHz Band Radio
城崎 俊文、 谷口 徹 (日本無線)
3シリコンCMOSチップ上のアナログRF回路設計
Design of Planar Circuit on a Si CMOS Chip
岡田 健一 (東工大)
プリント基板(PCB)、LTCC、Si/化合物半導体などのチップを用いる高周波平面回路設計では、低周波においては問題とならなかった各種問題が発生する。
本セッションでは平面回路の設計例を通して注意すべき点を紹介する。また、高速信号を扱う際には、アナログ回路では周波数領域、デジタル回路では時間領域における解析が用いられることが多いが、その理由、両者の接続方法、長所・短所について議論を行う。

A [ パッシブ回路・アンテナ ]

ワークショップ 07

11月29日 (木)  13:00-14:40   ワークショップ 第1会場
高周波回路設計における回路の小型化、広帯域化
Size-Reduction and Broadband Techniques for Microwave and Millimeter Wave Circuit Designs
オーガナイザ / 座長 :河合 正 (兵庫県立大)
1平面回路技術と平面アンテナ −機能高度化と小型簡易化に向けた集積化の検討−
Planar Circuit Technologies for Planar Antenna
相川 正義 (佐賀大 名誉教授)、西山 英輔、豊田 一彦 (佐賀大)
2最近の出力端子分離型ウィルキンソン電力分配器について
Recent Port Separation Type Wilkinson Power Dividers
坂上 岩太 (富山大)
3高性能超広帯域(UWB)フィルタのモデリングと理論設計
Theoretical Design and Modeling of High-Performance Ultra-Wideband Bandpass Filters
陳 春平、 穴田 哲夫 (神奈川大)、 馬 哲旺 (埼玉大)
無線情報通信技術の発展に伴い、システムを構成する高周波回路に対して、高性能化・高機能化の要求が高まっている。
本セッションでは、受動回路素子に焦点をあて、マイクロ波集積回路(MIC)、モノリシックマイクロ波集積回路(MMIC)における平面回路技術を中心に集中定数回路と分布定数回路の境界領域や回路の小型化、平面アンテナとの集積化等について議論する。加えて、最近のマイクロ波電力分配回路、フィルタの小型、広帯域化技術についても紹介する。

A [ パッシブ回路・アンテナ ]

ワークショップ 08、10

11月29日 (木)  13:00-14:40、15:10-16:50   ワークショップ 第2会場
高周波回路設計におけるシミュレータ活用の勘所 T
高周波回路設計におけるシミュレータ活用の勘所 U
Tips for Practical Use of Commercial Simulators in Your RF Circuit Design I
Tips for Practical Use of Commercial Simulators in Your RF Circuit Design II
オーガナイザ : 岡部 寛 (村田製作所)、平野 拓一 (東工大)   座長 : 平野 拓一 (東工大)
[ 13:00-14:40 ]
1AXIEMを用いた電磁界シミュレーションの一例
EM Simulation Using AXIEM
萩原 直樹 (AWR Japan)
2S-NAP/Fieldを用いた電磁界シミュレーションの一例
EM Simulation Using S-NAP/Field
小川 隆博 (エム・イー・エル)
3SONNETを用いた電磁界シミュレーションの一例
EM Simulation Using SONNET
石飛 徳昌 (ソネット技研)
4WIPL-Dを用いた電磁界シミュレーションの一例
EM Simulation Using WIPL-D
岩脇 良見 (WIPL-D (JAPAN), Inc.)
[ 15:10-16:50 ]
5アジレントADS/EMProを用いた電磁界シミュレーションの一例
EM Simulation Using Agilent ADS/EMPro
中原 段 (アジレント・テクノロジー)
6HFSSを用いた電磁界シミュレーションの一例
EM Simulation Using HFSS
渡邊 慎也 (アンシス・ジャパン)
7Femtetを用いた電磁界シミュレーションの一例
EM Simulation Using Femtet
東出 祐樹 (ムラタソフトウェア)
8MW Studioを用いた電磁界シミュレーションの一例
EM Simulation Using MW Studio
田中 淳一 (エーイーティー)
9XFdtdを用いた電磁界シミュレーションの一例
EM Simulation Using XFdtd
淺沼 雅行 (構造計画研究所)
マイクロ波電磁界シミュレータは高周波回路設計になくてはならない存在となってきている。
本セッションではシミュレータベンダー各社より、共通の規範問題を題材にした具体的な解析例をご紹介いただく。
規範問題としては、(1)導体球/誘電体球による散乱問題(RCSの計算) (2)パッチアンテナ (3) ダイポールアンテナ (4)導波管スロットアンテナ (5)標準ホーンアンテナ(10GHz, 20dBi) (6)オンチップスパイラルインダクタ/キャパシタからいくつか選んでいただき、モデリングおよび解析の勘所についてご説明いただく。
セッションは2部構成であり、規範問題毎にグループ分けするため、興味に合わせてご聴講頂きたい。
なお、ここで紹介された規範問題の解析結果については展示会場内でパネル展示を実施予定である。

D [ システム ]

ワークショップ 09

11月29日 (木)  15:10-16:50   ワークショップ 第1会場
[電気学会「革新的電磁波利用技術とその応用展開」 調査専門委員会 協賛特別企画]
"Smart City Workshop 2012 in Singapore" 報告
Report on "Smart City Workshop 2012 in Singapore"
オーガナイザ / 座長 : 武井 健 (日立製作所)
1"Smart City Workshop 2012 in Singapore" 報告 (システムセッション)
Report on "Smart City Workshop 2012 in Singapore" (Systems)
武井 健 (日立製作所)
2"Smart City Workshop 2012 in Singapore" 報告 (装置, シミュレーション技術)
Report on "Smart City Workshop 2012 in Singapore" (Equipments, Simulation technology)
黒木 太司 (呉高専)
20世紀末に開花した携帯電話ビジネスは、多くの高周波関連技術者を世に送り出すこととなった。今日、同ビジネスは開発投資の比重がハードウェアからソフトウェアに急激に傾いており、同技術者のリソースを新規分野へと有用に展開することが世界中の課題となっている。電気学会「革新的電磁波利用技術とその応用展開」調査専門委員会では、電力と通信の融合により実現する「Smart City」には高周波関連技術が必須であると考え、Smart Cityの大市場と目されるアジア地域で定期的に国際学会を開き同技術の担うべき役割を明らかにすべく活動している。
第一弾として本年8月3日に、現在Smart Cityの国際的実験場と認知されているSingaporeでworkshopを開催し、日本とシンガポールの多数の関連技術者・研究者の参加を得て、Smart Cityのシステムコンセプトとそれを実現する為の要素技術について丸一日議論を行った。
発表内容の概説と議論の主要点の整理を通じてSmart Cityがもたらす高周波ビジネスの可能性を見出してゆく。

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