Microwave Workshop & Exhibition:Nov.28-30,2012 in Pacifico Yokohama,JAPAN

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ごあいさつ

Microwave Workshops & Exhibition (MWE)は、4年毎に日本で開催されるアジア太平洋マイクロ波国際会議APMC(Asia-Pacific Microwave Conference)の成果を継承・発展させることを目的とし、1991年から継続されている国内最大のマイクロ波関連イベントで、今年のMWE2012は11月28日(水)から11月30日(金)の間、パシフィコ横浜で開催する運びとなりました。
 

会期中は、技術者育成のための基礎講座、最先端技術や将来ビジョンを紹介するワークショップ、そして最新製品を紹介する「マイクロウェーブ展」をセットで提供することにより、この分野における学術の啓発や、関連企業の情報交換の場を提供して参ります。
 

さて、ここ数年の本邦産業界を取り巻く状況を見るに、リーマンショックに端を発した景気低迷、未曾有の災害、止まらない円高など困難を極め、更に教育界に目を転じると、理科離れ、基礎学力・考察能力低下と課題山積し、20世紀に成功を収めてきた我が国の成長戦略は、もはや舵を取り直さねばならない時期にあるといえます。その意味で、MWE 2012では、「日本産業新生−ここに活きてるマイクロ波技術−」を基調コンセプトといたしました。開会セレモニーでは、この基調コンセプトに沿って、ファジィ理論の第一人者としてカオス、ニューラルネットなど、脳型情報処理システムのハードウェアからソフトウェアまで幅広い分野で世界を先導され、かつ日本における理系初のマネジメント教育を実践された山川 烈 先生(一般財団法人ファジィシステム研究所長、九州工業大学名誉教授)をお迎えし、「遥かなるディジタルの海を越えて −未来ある若手エンジニアに捧げるバラード−」と題する講演を賜ります。豊富なご経験に基づいたお話は、日本産業新生に向けた技術者・研究者に、勇気と希望を与えるものになると確信しております。
 

基礎講座・ワークショップでは、主にマイクロ波システム開発の基礎から応用までを技術者の目線に立ち、いわゆる「かゆい所に手が届くような、勘所」に焦点を当てた20のセッションを企画しています。また医療、農業、疫学、化学、交通システムなど、通信・放送分野とは違った切り口から見たマイクロ波への期待と要望をパネルセッションに企画し、新たなマイクロ波産業の可能性を議論してゆく予定です。
 

マイクロウェーブ展では、内外400社を超える企業と、40を超える大学研究室の出展が予定され、新製品・新技術・研究成果等が一堂に見聞できるほか、価値ある業績を称える歴史展示や電磁界シミュレータに関する企画展示のコーナーを設ける予定です。また、出展製品に対応した企業セミナーも、大変好評を頂いており例年と同様に開催いたします。
 

MWE 2012が開催できますことは、ひとえに皆様のご支援、ご愛顧の賜物と厚く御礼いたしますとともに、今年もご来場下さいますよう、ご案内申し上げます。
 

 
MWE 2012 実行委員会
委員長 黒木 太司 (呉工業高等専門学校)

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